2D CAD データとソリッドデータを活用#大熊

顧客から提供される、さまざまなCADデータに対応します。
ものづくり業において、実際に三次元CADシステムを使い3Dデータのみで設計製造されているのはまだ2割ほどで、約5割が2Dと3Dデータの両方扱い、残りは2次元図面を用いている方々がほとんどでしょう。
こと製造部門においては、設計データを受け取るにも、さまざまな3Dデータの形式があります。
3Dに含まれる穴がネジ穴なのか、ピン穴なのか、その種類や公差は2次元図面で表記されるため、最終的には製造可否をするのには図面を確認しなければいけません。
CAD / CAMシステムは、いまだ設計と製造で一貫した情報の連携を行えるシステムは少なく、費用もかかり、制限される機能に縛られてしまうデメリットがあります。
しかしながら、機械稼働率を向上させるため、機械に備え付けのシステムでは作れない複雑な形状の加工に対応できるようにするため、加工ノウハウを蓄積するため、あるいはその他さまざまな理由でCAD / CAMシステムを選定されようとしているかと思います。
もし一つのCADシステムだけに依存できない場合には、CADデータの取り込みに汎用性のあるCAMシステムをご検討ください。
そしてGO2cam(ゴーツーキャム)の以下の対応内容をご確認ください。
目次
2次元図面からの対応は?
GO2cam は2次元データ(DXFやDWG形式)の読み込みに対応します。
2次元データは紙に印刷する目的で描いているため、線が重複していたり、線が途切れたりして手直ししなければなりませんが、GO2camでは重複線や交差部を自動で修正する機能があります。
さらに、三面図から簡単に3次元化する機能があり、正面図、側面図を使って簡単にソリッドモデルを作ることができます。
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どんな3D CAD形式に対応しているか?
GO2camは製造業界のCAD/CAMシステムのデファクトスタンダードとよべるPARASOLID (パラソリッド)のカーネルで開発されております。
PARASOLIDカーネルが使われた3DCADシステムの種類は多く、同じカーネルのCADシステムからのデータの受け渡しに互換性の問題はほとんどありません。
また、汎用的に読み込める中間ファイル形式として、DXF, DWG, IGES, STL, STEP*, ACIS*, JT*, VDA*などがあり、ダイレクトインターフェイスとしては Solid Works*, Solid Edge*, Inventer*, CATIA*V4/5/6, NX*, Creo*, ThinkDesign* があります。(* オプション)
幾何公差に対応できるか?
2Dでも3Dでも対応できます。
2Dデータの場合、取り込んだ図形線に対して寸法を指定する際、狙い寸法を中間値,最大値,最小値とするか選択することによって線を書き直すことなくプログラムを作ることができます。
3D データの場合でも、取り込んだソリッドモデルの直径や幅などを測定するとそれらは呼び寸法値になっていることが多いでしょう。
GO2camでは測定した部分を予備寸法から公差値に修正することが簡単に行なえます。
設計変更に対応できるか?
GO2cam内のソリッド作成機能で、形状を追加することや面の削除、オフセットが可能です。
ソリッドモデルを構築した履歴がなくても、ダイレクトモデリングによってポケットや溝の幅、コーナーRの変更が可能です。
2020夏リリースのSolid worksアドオン版のGO2camでは、Solid worksの上で動作し、一度プログラムを作れば、形状変更をしても自動で追従し、修正作業時間を大幅に短縮します。
GO2camは、紙図面からあるいは2次元CADデータ、そして3次元ソリッドデータも取り扱える日本の切削製造業に適したCADCAMシステムです。
GO2cam International 社(フランス)によって開発され、セイロジャパンでは20年に渡り国内販売を続けております。日本の顧客特有の要望を反映し、常にトップの販売実績を重ね、共に成長して参りました。
お客様に安心してお使いいただけるようサポートいたしますので、ぜひお問い合わせください。