株式会社ホープエンジニアリング様【金属材料販売】若手もベテランも、思い通りのパスを描く!

本記事では、GO2camを15年以上使用し、マシニングセンタ、NC旋盤、ワイヤーカット、研磨機などの最新設備を駆使しながら、多様な形状の切削加工を行っている(株)ホープエンジニアリング様のGO2cam事例(インタビュー)をご紹介いたします。
「あなたが作ったものだから安心」と言われる品質
当社は、半導体や検査機器、航空関連や食品機械などの部品加工を行っています。
現在は、半導体関連の売上が約7割で、施策や少量多品種でのスピード対応を得意としています。
どんなときでも、お客様にとっての「かけこみ寺」でありたいと思っています。
私自身も職人ですので、一番幸せな時間は、機械に向き合って作業をしているときです。
自分で加工したものに「うまくできた」と自信を感じるときや、「あなたが作ったものだから安心」と納品先から言ってもらったときが、一番幸せです。
業務を受注できるかどうかは保有する設備によりますが、それでもやはり、職人が腕を磨き、それに裏付けされたプライドをもって仕事に臨むことが、よいものを作るうえで最も大切なことだと思います。
ですから、当社では、みんなが同じように切磋琢磨できるように、CAD/CAMも1人につき1本を導入しています。
あっという間に操作が覚えられる
最初にGO2camを導入したのは2005 年で、機械をセイロジャパン経由で導入したのがきっかけでした。
現在でも、設備はオークマ(株)、CAD/CAM は GO2cam がメインとなっており、いつのまにかGO2cam は 9 本になりました。
導入時には、もちろん他社の CAD/CAM も検討しました。
実際に使って比較したところ、操作が簡単で、一番覚えやすいソフトだと思ったので、 GO2cam に決めました。
GO2cam を導入するまでは、自分で数値を打ち込んでいたので、作業がずっと楽になりましたし、効率的に進めるならば、CAD中心に考えるべきだと思いました。考え方が大きく変わりました。
GO2cam のよい点は、ベテランでも直感的に使えること、他のソフトの経験者でもすぐに慣れること、若手でもすぐに一定レベルまで上達できるという使いやすさにあると思います。
またそれに加え、ポストプロセッサの調整によって、機械や人に合わせたカスタマイズの融通がかなり効く点が便利です。
いつも現場の作業員から「こういうパスはできないか」という相談をセイロジャパンの営業担当の方に投げかけていますが、それぞれに丁寧に対応してもらっています。こうした対応が早く、CAD/CAM や加工機械に対する知識も豊富なので、とても頼りにしています。

GO2camを使った半導体部品の加工が主力

新しいことを若い人がチャレンジできる「現場主義」
いま入社 2 年目の新人が、GO2camとヤマザキマザックの 5 軸を使えるようになってきています。
ヤマザキマザック「VARIAXIS-J500」は、当社にとって初めての5軸マシンで、3D プリンタの後加工で必要となるため、2014 年に導入しました。また5 軸が必要な加工内容が増えているため、2018 年にはオークマの 5 軸「MU-5000V-L」も新規に導入しました。
当社では、技術があり、後進の指導に対して積極的なベテランが若手にアドバイスをしながら、それぞれが技術を磨いています。
2017 年には 金型加工向けのCimatron も導入し、いま一番 CAD を使いこなしているメンバーが使っています。しかし現段階では、あくまでも当社の主力は GO2camを使った半導体部品の加工で、チタンやステンレスといった難削材の削り出しを得意としています。
GO2cam導入でばらつきのあった我流を社内で均一化
当社には、全員に、旋盤からマシニングまで扱えるマルチプレーヤーになってもらうという目標があります。
各人が、任された仕事に対して、最初から最後まで貫徹する責任感をもって取組むことが、当社の品質を支えているからです。
そのためには、よい仕上がりや、よい取組みをちゃんと褒めることによって、「いいものとはどのようなものか、どのような過程からいい者が生まれるのか」という価値観を育むことが、素人が職人に育つ上で重要なことだと思います。
いま、メンバー間で GO2cam という CAD/CAM を介すことによって、悪い癖や行き過ぎた我流に陥ることを避けることができ、社内でやり方を均一化できています。
これは、15 年以上使ってみて、導入してよかったと思う点のひとつです。これも、誰もが簡単に使えるソフトであり、その上で、ポストプロセッサの融通が効くというGO2cam だからこそだと思います。
2019 年 9 月に、本社工場の東側に増築をしました。設備投資は今後も継続して行っていく予定です。
これからも CAD/CAM では、セイロジャパンさんに相談することになりそうです。

ホームページ:http://hope-eng.co.jp/
所在地: 埼玉県本庄市児玉町長沖 247-3
創業: 昭和 56 年 8 月
事業内容:金属加工各種、治具加工各種、工具及び精密機械部品加工
マシニングセンタ、NC 旋盤、ワイヤーカット、研磨機などの最新設備を駆使し、多様な形状の試作切削加工を行う。
材料は、ステンレス、スーパーインバー、チタン、モリブテン等の難削材や鉄、伸銅、アルミニウムなどの一般材料や樹脂全般。ワンストップの加工サービスを得意とする。