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Cimatron導入事例│製造業向けCAD/CAM/CAEシステムのセイロジャパン

株式会社小林精工様【プラスチック金型メーカー】

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株式会社小林精工様【プラスチック金型メーカー】

CimatronのVoluMill(ボルミル)機能で加工時間短縮と工具寿命の延長を実現

株式会社小林精工(栃木県足利市菅田町1丁目1−1)は、プラスチック金型の設計から金型仕上げまで一貫した生産体制により、高品質の製品を提供している。
同社は、10年以上前からCimatronを導入し、主にCAM機能をメインに活用してきた。
さらに昨年にはCimatronのボルミルを導入し、高速加工により加工時間の短縮を実現している。
今回は、この小林精工がボルミルをどのように活用しているかを設計部・部長の柴崎様と根岸様(以下敬称略)からお話を伺った。

会社外観
ボルミルとは?
VoluMil社より提供された技術を用い、自動的に最適な加工バスを計算します。
荒加工にて大幅な加工時間の短縮、一定のサイドステップによる最適な加工送りができるよう計算されているため、急激な工具軌跡ルート変更を回避することができ、工具の寿命を延ばすことが可能です。

株式会社小林精工はJR両毛線足利駅より車で10分ほど行った足利インタービジネスパーク内にある。
主要設備であるCAD/CAM、マシニングセンター、放電加工機 NC旋盤を使い、プラスチック金型の設計と製作を行っている同社の製造した金型は、主に自動車医療分野のなどに用いられている。

Cimatron との出会い

小林精工が初めてCimatronを導入したのは、2000年頃である。
「私が入社する以前からCimatronが導入されていました。主にCAMをメインで使用していましたが、他のCAMと比べて自由度が高く、ユーザーの細かいニーズに答えてくれるソフトだと思います。また、テンプレート等を使用して事前に登録しておけるのでとても使い易いと社内でも好評でした。」(柴崎氏)
Cimatronの特徴の1つは、テンプレートを使い、類似の金型加工に活用できることである。同社は、Cimatron導入後は主にこの機能気に入ってメインのCAMとしてCimatronを活用していたという。

ボルミル導入のきっかけ

初めてCimatron のボルミルのことを知ったのは2015年に開催された展示会である。「実はこの展示会の前に、他社のCAD/CAMの類似の機能について紹介されていました。それからこの機能について興味を持っていたのですが、この展示会でCimatronにもこのような機能があることを初めて知りました。」(柴崎氏)
セイロジャパンのブースで始めてCimatronのボルミルのデモを目にし、すぐに3カ月の貸出しキャンペーンに申し込んだ。

Cimatronを使ってパス計算

ボルミル導入後の効果

ボルミルの貸出し中、実際にボルミルを使ってみて、作業効率の改善に目を見張ったという。
「大きめのワーク向けに、タンガロイ製のボルミル用工具を貸し出してもらいました。
これを使って試したところ、今までの三分の一の時間で荒取りが終わったのには驚きました。」(根岸氏)
また、電極向けに小径工具でも試してみたところ、荒取りがそれまでの十分の一近くの時間で削れたという。

「実際にはΦ10の工具で1時間30分ぐらいかかっていたのが約10分程度で終わることができたのには正直驚きました。また一定負荷で加工を行うため、工具寿命が長くなり、安価な工具などでも十分削れることが分かりました。さらに焼き入れなどの固い材質でも十分な効果が出ました。」(根岸氏)

ちなみに同じ加工条件で他の CAMで出力したツールバスで削ったところ、アプロー時の音が悪く、工具がすぐ折れてしまったという。
このようにボルミルを利用することで、時間短縮と作業効率が改善されただけでなく、工具寿命も改善された。


セイロジャパンのサポートにも満足

ボルミル貸出期間中での最初の加工には、セイロジャパンの担当者も立会った。一緒に確認しながら操作することで、無理なくテストすることができたという。
セイロジャパンのサポートには特に問題なく対応してもらっています。必要があれば、いつでも質問でき、対応してもらえるので満足しています。」(根岸氏)

今後について

同社はボルミルを使って更なる飛躍を目指している。
「ボルミルを使ってみて、 作業効率の改善ができたので、今後もさらに活用していくつもりです。 これによりさらに多くの受注に対応できるようになります。」(柴崎氏)
小林精工のさらなる発展に我々も大いに期待したい。

インタビューご協力

協力会社 株式会社小林精工 様
ホームページ https://www.kobayashiseikou.jp/
所在地 本社:大阪府大東市
創業 1955年
事業内容 精密金型設計製作、精密板金プレス加工、商品設計製作、試作、開発、その他(二次加工等)
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