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Cimatron導入事例│製造業向けCAD/CAM/CAEシステムのセイロジャパン

株式会社サン精機 様【金型メーカー】一目で理解できるデータ作りにより、設計者から加工担当者へのデータ伝達が飛躍的に改善

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株式会社サン精機 様【金型メーカー】一目で理解できるデータ作りにより、設計者から加工担当者へのデータ伝達が飛躍的に改善

昭和48年に山口県萩市で工作機械部品の製造工場として創立されたサン精機は、以来各種金型の設計製作・半導体関係の治具設計製作を中心とした機械加工業を営んできた。
近年は医療器および食品関係の部品加工にも着手し、様々な面で日本の「ものづくり」を支え、多様な顧客要望に応えようとしている。
同社は、2003年にCimatronを導入し、多種多様な製品の納期短縮を実 現している。
今回は設計の川越竜也氏に、Cimatron 導入の経緯とその効果についてお話を伺った。

Cimatron 導入前の課題

プラスチック金型の設計製作などを営むサン精機が初めてCADを導入したのは、まだパソコンが一般に普及していない時代だったという。
山口県内でいち早くCADを導入し、最新技術を駆使していた同社であったが、目覚ましい発展を続ける金型設計業界の変化の中 で、同社は生産性の高い部品製作に注目し、 NC旋盤およびマシニングセンタなどの工作機械設備を整えていった。
このように工作機械の設備が最優先となったため、多くの町工場と同様であるが、設計用CADへの投資は遅れがちになった。そのような状況の中、同社は新規設備した工作機械の性能を最大限活かすため、より複雑立体化された部品を製作することを可能にする 新たなCAD/CAMシステムの導入が必要となった。

協力会社からCimatron を紹介される

最初に同社はどのようなCAD/CAMシステムが業界で使用されているのか、情報収集を行った。そんな中、同社の事業内容を良く知る協力企業から薦められたのが CimatronEであった。他の3種のソフトと比較検討した結果、Cimatron の採用が決定した。また協力企業と同じCAD/CAMシステムに揃えることのメリットもあった。データのやり取りが簡単になり、導入時の立ち上げもスムーズになり、さらに技術的な課題にアドバイスがもらえることも Cimatronを選ぶ決め手となった。

当時、同社は既にCADを活用し、2次元設計のシステムが確立されていた。しかし将来を見据え、当時は未だ珍しかった3次元設計が出来る型設計機能も導入することとなった。しかしこの時導入したCimatronEのモールドデザイン(V4)は、未だ成長途上の機能であり、機能やカタログが不十分であったため、まさに手探り状態で3次元設計を立ち上げることとなった。たとえ機能が限定されていても、それをうまく活用しながら3次元設計に取り組んだという。そのような中で、知らないうちに数型の設計を3次元でこなす技術が培われたという。

これは同社の「ものづくり」や「新しい事への取り組み」の姿勢がそうさせているのだと確信する。また同社は、新技術に対応できる 「人づくり」にも力を入れきたため、新たな技術を確実に根付かせている。

Cimatron 導入により工作機械の稼働率も向上

金型の設計製作や半導体や医療機器などでは、構造をいかに早く理解し、伝えるかが重要になる。同社はCimatronの導入により、CADの処理能力とCAMの計算スピードの向上が実現し、より正確な情報(データ)を伝達できるようになった。結果として、工作機械の稼働率も向上したという。

「Cimatron の導入により、PMIツールを使って出図することでできるようなりました。加工担当者がすぐに理解してくれるので、説明などに関する間接業務の時間が劇的に短縮されました。またCimatonEの最新バージョンではアセンブリの中で型分割、子分割、パーツの移動などが可能になったので、さらに使いやすくなりました。」 (川越氏)

さらに、「Cimaton に要望もあります。さらに機能を充実させてほしいと思います。顧客から届くCADデータの修正の際には、今の機能だけでは不十分な時があります。」 (川越氏)と続けた。

精密機械加工 (複合加工)

セイロジャパンの導入後のサポートにも満足

セイロジャパンはお客様の導入後のサポートにも力を入れている。
サポートセンターでは、ユーザーのCAD 画面を共有し、操作説明を行っている。これによりその場で問題解決が可能である。「何か困ったことがあれば、セイロジャパンのサポートセンターがすぐに対応してくれるので、安心感があります。電話での問い合わせがすぐに繋がり、対応していただけているのは非常にありがたいです。」 (川越氏)

部品(鉗子)

モノづくりの基本、だから金型をもう一度考える」をモットーに

同社のコンセプトは「モノづくりの基本、だから金型をもう一度考える」である。現在同社は、金型が成形機の中でどのような仕組みで働いているのかを容易に想像できるように、視覚的要素を加えた教材として「CLEARMOLD」を製造、販売している。

これは同社のプラスチック金型の設計製作で培った技術と、半導体などの治工具加工で培った樹脂加工の技術を融合させた製品である。

この製品の設計・製作を行う上でCimatronの存在は欠かせないものとなっているという。
このような製品はお客様の要望で特注品の製作も多く、納期短縮のためには Cimatron が必需品である。
だから考える。
これからもサン精機は独自の技術を駆使した製品を多く製造していくことであろう。今後のサン精機の活躍に大いに期待したい。

インタビューご協力

協力会社 株式会社サン精機 様
ホームページ http://sanseiki.co.jp
所在地 本社:山口県萩市
創業 1973年
事業内容 機械加工部品製作・自社製品(搾油機/教材用金型/萩椿オイル)製造販売
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