【プレス＆プラスチック金型、部品加工メーカー】3DCAD/CAMと流動解析ソフトで金型設計、部品加工能力を強化し、社内外のニーズへ対応【株式会社シマファインプレス様】

今現在当社では、3DCAD/CAMのCimatronと、GO2cam、樹脂流動解析ソフトのMoldex3Dの3つのソフトを活用しています。

元々、親会社である島精機製作所向けに仕事を行っていたのですが、社外の仕事も受けていくために、3D設計の対応が必要だと考え3DCAD/CAMを導入する事にしました。

導入にあたっては、他社のいくつかのソフトを試しましたが、他のソフトではできない金型設計向けの機能を持つCimatronの導入を決めました。

例えば、3D形状に対してのパス制御や自由度、モデル作成に関して非常に優れていますし、複雑な形状加工においての部分制御も可能です。

金型の組み合わせを確認した上で、加工プランを検討する際も、CAD機能が優秀なので使い分ける必要がない点も気に入っています。

また、バージョンアップ時に実装される内容が強力なので、いつも期待してバージョンアップを待っています。

GO2camは2020年頃に、部品加工の工数削減のために導入しました。操作性については、画面レイアウトが理解しやすく、3DCAD機能が直感的に操作できます。CAM機能もアイコンデザインが何を意味するのかが分かりやすいので、未経験の社員でも習得が早いです。

実際当社では、中途入社した3DCAD/CAM未経験者が、一年も経たずに5軸加工機を動かせるようになっています。

工具や切削条件の登録機能が使いやすく、条件を検討する際の時間が大きく削減できています。当社は試作の仕事も多いのですが、見積計算機能が見積作業時間を短くしてくれています。

また、シミュレーション機能は未経験者が見ても分かりやすく、NC作成時間の削減に役立っています。

他のハイエンドCAD/CAMに比べると、複雑な3D形状品に対するパス制御能力は確かに劣りますが、 NC作成から加工機械が動き出すまでのスピードは圧倒的に早いです。一般的な形状品やリピート品であれば、ほぼGO2camで対応しています。

GO2camは「未経験者でも使いやすい、部品加工業務の効率化に特化した3DCAD/CAM」であると言えます。

また、これも重要なポイントですが、セイロジャパンの営業担当の方に、かゆい所に手が届くアドバイス、問い合わせに対してスピーディーかつ柔軟に対応していただいている事も、現在まで使いつづけている１つの理由です。

当社では、射出成型部品、金型製作、プレス加工、レーザー加工で培った技術がありますので、それを活かした新しい分野への挑戦として、医療分野をはじめとした社外のお客様への加工部品提供を広げていきたいです。

そのためにも引き続き、CAD/CAMなど社内インフラの効率化と、簡略化を進めつつ、人材教育に力を入れて、対応力を高めていきます。

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