【部品加工メーカー】職人の世界から「だれでもできる」へ。加工データ工程の変革を2つのソフトで実現【株式会社オオツカハイテック】

本記事では、部品加工向けCAD/CAM『GO2cam』と切削シミュレーション『NCSIMUL』の有効活用により、加工データ工程を変革した(株)オオツカハイテック様の事例(インタビュー)をご紹介いたします。
会社概要と強み
複雑形状対応と加工プログラムの手入力が課題に
以前は2次元CAD「ME-10」を使っていましたが、汎用的な使い方しかできておらず、平面で描いた対象物の輪郭を加工用のパスとして出力する程度でした。
3次元的な複雑形状の図面には対応ができていない中、仕事を確実に取っていくためには他社ちょうどこのCADがwindowsの最新バージョンに対応できない問題も発生していたため、円筒形状の展開平面図にも対応できる3次元CAD/CAMソフト「GO2cam(ゴーツーキャム)」を使うことにしました。
また、当時は社内にCAM機能を使う概念がなく、工作機械への動作プログラムの打ち込みを全て手入力で行っていました。
そのため、入力ミスによるプログラム打ち直しの時間ロスや、加工時にワークと工具ホルダが干渉するなど、機械の故障につながりかねない問題も発生していました。
この問題を解決するには、機械にプログラムを入力する前にチェックを行う必要があり、Gコードと機械マクロをベースにした機械動作の検証が可能な「NCSIMUL」を導入しました。
3次元的な複雑形状の図面には対応ができていない中、仕事を確実に取っていくためには他社ちょうどこのCADがwindowsの最新バージョンに対応できない問題も発生していたため、円筒形状の展開平面図にも対応できる3次元CAD/CAMソフト「GO2cam(ゴーツーキャム)」を使うことにしました。
また、当時は社内にCAM機能を使う概念がなく、工作機械への動作プログラムの打ち込みを全て手入力で行っていました。
そのため、入力ミスによるプログラム打ち直しの時間ロスや、加工時にワークと工具ホルダが干渉するなど、機械の故障につながりかねない問題も発生していました。
この問題を解決するには、機械にプログラムを入力する前にチェックを行う必要があり、Gコードと機械マクロをベースにした機械動作の検証が可能な「NCSIMUL」を導入しました。

2つのソフトで「だれでもできる」を目指した
2次元CADの加工プログラムの作成は、対応できる人が限られてしまう、いわば職人の領域になっていました。作業者は元々カムを専門にしていたため、作業手法にクセがありました。
とても高い技術ではありますが、一般的な機械構造用部品用のデータを作成する際には、かえって非効率な手法になることがありました。
生産効率を上げるためには、この手法から変えていかないといけないと考え、ソフトウェアの力を借りて、だれでもできるように標準化を進めることにしました。
セイロジャパンさんに5軸加工機の位置決めができる、GO2camのポストプロセッサを作成して頂いて、GO2camでモデリングと加工用のプログラムを作成する。
そして作成したプログラムをNCSIMULで検証してから、機械にプログラムを入れる。
実践したのは大きくこの2つです。
中でもGO2camの展開平面図加工機能は、これまで社内になかった考え方で、標準化に大いに役立ってくれました。
とても高い技術ではありますが、一般的な機械構造用部品用のデータを作成する際には、かえって非効率な手法になることがありました。
生産効率を上げるためには、この手法から変えていかないといけないと考え、ソフトウェアの力を借りて、だれでもできるように標準化を進めることにしました。
セイロジャパンさんに5軸加工機の位置決めができる、GO2camのポストプロセッサを作成して頂いて、GO2camでモデリングと加工用のプログラムを作成する。
そして作成したプログラムをNCSIMULで検証してから、機械にプログラムを入れる。
実践したのは大きくこの2つです。
中でもGO2camの展開平面図加工機能は、これまで社内になかった考え方で、標準化に大いに役立ってくれました。
作業時間は3分の1、安心がコミュニケーションを生む
常に勉強の日々 継続的なサポートを
いまだに機械へ加工プログラムを手入力している工程は残っています。
月2~3回の勉強会を実施しながら、引き続き手入力の撲滅のための活動を続けていきます。
また、同時に品質の改善と更なる効率化にも取り組んでいます。
例えば、円筒カムの溝底面形状と面粗度の改善や、カムの完全自動加工など、導入したソフトをとことん使い
こなしながら、セイロジャパンさんと二人三脚で、よりより生産現場にしていきたいと考えています。
月2~3回の勉強会を実施しながら、引き続き手入力の撲滅のための活動を続けていきます。
また、同時に品質の改善と更なる効率化にも取り組んでいます。
例えば、円筒カムの溝底面形状と面粗度の改善や、カムの完全自動加工など、導入したソフトをとことん使い
こなしながら、セイロジャパンさんと二人三脚で、よりより生産現場にしていきたいと考えています。
<インタビューご協力>
株式会社オオツカハイテック 様
ホームページ:https://otsuka-hi-tech.co.jp/
所在地: 〒365-0012 埼玉県鴻巣市上会下626
創業: 1959年9月
事業内容:カム加工で培った加工技術をベースに機械用など様々な部品の加工を手掛ける。
5面加工機を保有しており、2,000㎜を超える大物の複雑形状加工を1個から対応可能。