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Moldex3D導入事例│製造業向けCAD/CAM/CAEシステムのセイロジャパン

三ツ星ベルト株式会社様【射出成形部品製造】

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三ツ星ベルト株式会社様【射出成形部品製造】

研究開発部門が率先して導入,開発から量産まで幅広く展開

工業用ベルトの専業メーカーとして1919年に創業した同社は,自動車用タイミング・ベルトなどの伝動ベルト,貨物用コンベア向けなどの搬送ベルトといった各種ベルトを提供する事業を中心に,いまでは防水・遮水材,エンジニアリング・プラスチック,ナノテクノロジを活かしたガラス用塗料やプリント基板に使う銅導体ペーストなど多くの分野の事業を手掛けている。その中の一つが,射出成形品事業である。写真や印刷に使う現像装置に組み込む樹脂製タンク,OA機器や医療機器の筐体,自動車や家庭用電気機器の内外装品などを提供している。


射出成形品への進出が導入の契機に

同社がMoldex3Dを導入したのは,1997年秋のことだ。当時,手掛けていた自動車用インスツルメント・パネル(インパネ)の市場要求にこたえるために射出成形技術の本格導入を始めたときである。それまで高級車向けインパネを中心に手掛けていた同社は,複数の部材を一つの金型で一体化する技術を中心に使っていた。高・中級車向けインパネは,異なる質感を組み合わせて高級感を高めることが多かったからだ。ところが,このころから低コスト化をはかるために中級車向けは,普及モデルと同様に射出成形による単一部材のものへ自動車メーカーがインパネの設計を変えるようになってきたことから,同社は射出成形技術の強化に踏み切った。このときに併せて開発や量産の効率化を進めるために樹脂流動解析ツールを含めたCAEの導入の検討を始めた。

CAE導入の旗振り役を務めると同時に,導入するソフトウエアの選定を担当したのが同社の研究開発本部である。同社研究開発本部は,先行技術の開発だけでなく,製品設計や量産を受け持つ部門の業務支援をミッションとして抱えている。「お客様への様々な対応や納期に追われることが多い設計部門や量産現場では,根本的な業務改善までなかなか手が回りません。そこを肩代わりするのが研究開発本部の大きな役割の一つです」(三ツ星ベルト株式会社解析担当者)。

低価格と高機能を両立していることが決め手に

同社が3次元樹脂流動解析ツールとしてMoldex3Dを選択した理由は,高いパフォーマンスに加えて,開発現場の実際の要求に対応できる柔軟性を備えていたことだ。しかも,当時比較した他社製品に比べて安価だったことも大きな理由だという。「実は当初,別の樹脂流動解析ツールを導入する気持ちを固めていました。まさに製品を購入しようとしていた矢先に,Moldex3Dが発売されたこと知りました」(解析担当者)。


研究開発本部

当時,CAEソフトウエアの選択を担当した研究開発本部解析担当者は,展示会にMoldex3Dを見に行ったのを皮切りに同製品の検討を始め,最終的にMoldex3Dを選んだ。同社が3次元樹脂流動解析ツールとしてMoldex3Dを選択した理由は,高いパフォーマンスに加えて,開発現場の実際の要求に対応できる柔軟性を備えていたことだ。しかも,当時比較した他社製品に比べて安価だったことも大きな理由だという。

ウエルドを制御して品質を向上 

すでに同社がMoldex3Dを導入してから約10年が経った。この間に同ソフトウエアは,同社の製品開発や事業に多くの利点をもたらしている。「これまで目に見えなかった金型内の様子をシミュレーションできるようになったことで,金型の設計に自信がつきました」(解析担当者)。つまり,従来は経験だけに基づいて決めていた型締力や,成形不良が発生しやすい箇所の対策を,シミュレーションによって理論的に裏付けることができたことで,その後の設計において迷うことがなくなったという。

設備投資の削減にも役立っている。「型締力など生産する製品に必要な成形機の能力をシミュレーションで事前に検討することや成形条件の最適化で型締力の最小化を図ることで,従来よりも小型の装置を導入できるようになりました」(解析担当者)。経験に基づいて成形機の仕様を決めていたときは,型締力を正確に見極めることが難しいことから,どうしても高い性能を備えた大型の装置を選ぶことが多かった。「Moldex3Dには仮想的なセンサを設けて金型内部のデータを調べる機能を備えています。この機能を利用することで最適な成形の条件をかなり正確に割り出せます」(解析担当者)。

ユーザー間の情報共有が効果促進

Moldex3Dを積極的に使ってきた同社が,セイロジャパンおよびCoretech Systems社に対して要望することの一つが,同ソフトウエアを利用した事例をユーザー間で共有できるようにすることだ。「解析ツールを使いこなすうえで重要なのは,シミュレーションの実力,つまり精度を正確に把握することです。このためにはできるだけ多くの事例を知る必要があります。社内だけで十分な数の事例を蓄積するには,どうしても時間がかかります。事例も種類も限られるでしょう」(解析担当者)。


量産品の問題点をいち早く整理

三ツ星ベルトでは,構造解析と3次元樹脂流動解析をより密接に連携させることで,設計や開発の効率化を引き続き進める計画である。これによって,より多くの受注を獲得し,射出成形品事業を一段とのばす考えだ。日本でいち早くMoldex3Dを導入するなどCAEの導入に積極的に取り組む同社は,Moldex3Dの進化とともにますます発展するに違いない。

 

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