HandySCAN 3D | BLACK Series
持ち運べる寸法検査レベルの高精度0.025mm(2σ) 3Dスキャナー
※本ページで説明するHandySCAN 3Dは基本的にBLACK Seriesの『HandySCAN BLACK™ | Elite』グレードを指します。
測定でこんなご要望ありませんか?
- 測定器を色々な場所に持ち運んで使用したい
- 光沢のあるものに対して、スプレーなしで3Dでスキャンしたい
- 様々なサイズのワークを計測したい
- 信頼性の担保された3Dスキャナーを使用したい
HandySCAN 3D | BLACK Series の6つの特徴
HandySCAN 3D | BLACK Series のソリューション
6.測定器として高い信頼性と実績
<信頼性>ISO17025※1認証を取得しています。また、トレーサビリティ体系図※2の公開や、ドイツの検査ガイドラインで認証を受けたVDI/VDE 2634パート3規格に基づく精度証明書付きのため、信頼性のある精度となっております。
<豊富な導入実績>
自動車、航空宇宙、電子機器など様々な業界でご利用いただいています。 世界85か国2500社、6000台以上の納入実績を誇り、国内には1500台以上の導入実績がございます。
※1 試験所・校正機関が正確な測定/校正結果を生み出す能力がある場合に認定される規格となります。
※2 計測器そのものが校正されている事の証明書のひとつ。
校正機器の国家基準並びに国際基準に至るまでの追跡が可能であることを表した図になります。
HandySCAN 3D | BLACK Series の概要
非接触のポータブル・ハンディ3Dスキャナー
多彩な用途 | 対象物のサイズ、複雑さ、色を問わず、3Dスキャン可能 |
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測定精度 | 最大0.025mmの精度 |
小型で軽量 | 重さ0.94kg、スーツケースに収納できるほど軽く小型で、持ち運び可能 |
すぐに起動 | 数分で測定可能 |
データ読込速度 | 1,300,000測定値/秒 |
メッシュ出力 | データ取得完了後すぐに使えるファイルを生成 |
ワークフロー | 後処理をすることなく、リバースエンジニアリングソフトやCADソフトウェアにインポートできるので、大幅に工数を削減 |
視覚化 | スキャン中の取得データと未取得の部分が、コンピュータ画面上で直感的にリアルタイムで確認可能 |
機器コンポーネント
HandySCAN 3Dは国際的なプロダクトデザイン賞である『レッド・ドット賞』を2019年に受賞しています。
製品開発とデザインに前向きに取り組んでいる企業を評価する賞です。
HandySCAN 3D | BLACK Seriesの測定原理
1.三角測量法による距離計算
2つのカメラから焦点距離内(30㎝前後)にある対象物に対して、三角測量法を用い距離を算出することにより位置情報を取得します。
2.光切断方式による3Dデータ取得
レーザー光を物体に照射し、反射した光をプロファイルデータとしてスキャナーのカメラで捉えその情報基にソフトウェアで3Dデータを生成します。
3.専用ターゲットによるセルフポジショニングシステム
専用ターゲットの配置を記憶し位置関係を計算
ターゲットシールの配置を記憶し、スキャナーと対象物の位置関係を計算します。
専用ターゲットによる計測時の振動対策
振動の影響を最小化し、ワークの移動や振動時も性能通りの精度で計測可能のため、専用の検査室は必須ではございません。
対象にターゲットシールを貼らない測定方法
対象物の周りにターゲットシールを設置して測定することも可能です。この場合、振動や対象物を動かすことはNGです。
技術仕様
製品名 | HandySCAN BLACK™ | HandySCAN BLACK™ | Elite |
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最高精度※1 | 0.035 mm | 0.025 mm |
容積精度※2 (対象物のサイズに基づく) |
0.020 mm + 0.060 mm/m |
0.020 mm + 0.040 mm/m |
MaxSHOT Next™ | Elite の容積精度※3 | 0.020 mm + 0.015 mm/m | |
測定解像度 | 0.025 mm | |
メッシュ解像度 | 0.100 mm | |
測定速度 | 800,000 測定値/秒 | 1,300,000 測定値/秒 |
光源 | レーザークロス7本(青) | レーザークロス11本(青) (またはライン1本) |
レーザークラス | 2M (目に安全なレベル) | |
スキャン範囲 | 310 x 350 mm | |
焦点距離 | 300 mm | |
視写界深度 | 250 mm | |
測定対象物サイズ範囲(推奨) | 0.05 ~ 4 m | |
ソフトウェア | VXelements | |
出力形式 | .dae, .fbx, .ma, .obj, .ply, .stl, .txt, .wrl, .x3d, .x3dz, .zpr, .3mf | |
互換性のあるソフトウェア※4 |
3D Systems(Geomagic®ソリューション)、InnovMetric Software(PolyWorks)、Dassault(CATIA V5およびSOLIDWORKS)、Metrologic Group (Metrolog X4) 、
New River Kinematics (Spatial Analyzer) 、Verisurf 、PTC(Creo)、Siemens(NXおよびSolid Edge)、Autodesk(Inventor、Alias、3ds Max、Maya、Softimage)
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重量 |
0.94 kg
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寸法(LxWxH) |
79 x 142 x 288 mm
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接続規格 | USB 3.0×1 | |
動作温度範囲 | 5〜40℃ | |
動作湿度範囲(結露なし) | 10〜90% | |
認定 | EC規格に適合(Electromagnetic Compatibility Directive, Low Voltage Directive)、 充電可能なバッテリー(該当する場合)、IP50、WEEEと互換性あり |
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特許 | CA 2,600,926, CN 200680014069.3, US 7,912,673, CA 2,656,163, EP (FR, UK, DE) 1,877,726, AU 2006222458, US 8,032,327, JP 4,871,352, US 8,140,295, EP (FR, UK, DE) 2,278,271, EP (FR, UK, DE) 2,230,482, IN 266,573, US 7,487,063, CA 2,529,044, EP (FR, UK, DE) 3,102,908, US 15/114,563, CN 201580007340X |
(1) HandySCAN BLACKおよびHandySCAN BLACK Ι Elite(ISO 17025認定):VDI/VDE 2634パート3規格に基づいています。プロービングエラーは、直径を、追跡可能な球体アーティファクトで測定することで評価されます (ISO 17025認定)。HandySCAN 307:直径をキャリブレーションされた球体アーティファクトで測定した一般的な値。
(2) HandySCAN BLACKおよびHandySCAN BLACK Ι Elite(ISO 17025認定):VDI/VDE 2634パート3規格に基づいています。球体間隔エラーは、動作容積内の異なる位置および方向で、長さが追跡可能なアーティファク トを測定して評価されます。HandySCAN 307:球体間の間隔を、長さがキャリブレーションされたアーティファクトで測定した値。
(3) MaxSHOT 3Dを使用した場合の容積精度は、組合わせる機器の最大精度を越えることは有りません。
(4) メッシュおよび点群のインポートにより、すべての主要な計測、CAD、およびコンピュータグラフィックソフトウェアとの互換性もあります。